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釣れる色について......。

釣れる色について........。

釣れる色.......??
Red......。

何年か前に、雑誌に赤についての記事を書いた。
その時は波長にふれたが、今回は光や波長などにとらわれないで考えてみる。




赤は多くのフライに使用されているカラーで、ルアーフイッシングに於いても
サケ・マス釣りには欠かせないカラーの一つであると考えられる。

赤色と一言で表現しても色々な赤があると考えられる。
橙に近い・・・・・紫、マゼンダに近い。
場合によっては蛍光色の赤(これは現代人しか使えなかった・・・・)

さて魚にとっては赤と言う認識があるのかは定かではないが、季節によっては
確実に反応が顕著な季節が存在する場合も赤しか効かない場合も存在する。
それは秋だ、季節が紅葉し、河川のサケマスもそろそろ産卵を迎えるとサケマス族
は摂餌に関心がなくなる。子孫を残すのに大忙しで準備に入る。
(色についてで以前記載)
他の季節と違いフライに大きな興味を抱かなくなる・・・・・。
多くのサケマス族は相方を求め、子孫の過ごしやすい環境を求めてひたすら上流を目指し
子孫を残すべく環境に相方と身を寄せる。

秋は東洋でもヨーロッパでも河川の水は減りクリアーに近くなりサケマス族の警戒心は強く
なる傾向は見られる。

先人の残した、太西洋サケの釣りには150年近く前から赤が効く季節と赤の使い方が記載
されている。

アメリカ・アラスカに於いてもスピナーにグロー(いくらを模したゼリー状軟質プラスチック)
がキングサーモン・シルバーサーモン他、遡上距離と時間が経過した魚の必殺ルアーだと
言っている。
遡上したサケマスの産卵するイクラを狙う輩が居るのも忘れてはいけない・・・(アメマス・ニジマス等)
彼らを狙うのも赤が外せないし、他の季節に効果の高いフライには興味も示さない。

フライに転換して考えればレッドタグ
に相当するのではないだろうか・・・・・・・。
ルアーに関しては詳しくはないが昔からレッド・ヘッドと呼ばれるカラーリングがある。
真逆だが効果があるから古くから使用されているカラーリングの一つだ。
他のパターンにも赤を取り入れたパターンは少なくない。
レットタグは先人達が残した所謂、ゼネラルフライの中に存在する。
クラレットアルダー、トッピー、等探せば他にも色々ある。


但し、色だけを考えるとヨーロッパ諸国の河川と極東の日本の河川には大きな違いがあるのを忘れて
はいけない。
狭い島国の日本は高い山から一気に川が駆け降りるし、大地を悠々と流れるヒマがない河川が多い。
大地が少ないから河川の色が平均的に言って全然違うのだ。
イングランド・アイルランド・スェーデン、は概ねティーウォーター(紅茶色)明暗は河川、季節
によって違いはあるが所謂、紅茶色。
ブラジルも黒い河川が多い。<ネグロ川とは黒い川と言う意味だそうだ>
他の国々を旅して思うのは日本の河川は特にサケマス族を狙える河川は平均して非常にクリアーに近い。
ノルウェー・アイスランドは岩盤地形や溶岩帯(溶岩帯はアイスランド)が多く、他の北ヨーロッパ諸国と違いどちらかと言えばクリアーに近い。(溶岩帯は日本でいえば桂川・・・本当にクリアーな河川だ。)

日本の多くの河川はシアンからグリーンをしているが泥炭層を流れる道東・道北の河川はティーウォーターで
あり、ヨーロッパ諸国の河川に近い。本州でも流程が長い北上川中流から(岩手県一関市付近から宮城県にかけて)ティーウォーターをしている日が多い様に感じられる。

何故、必用に河川の色について記載したのか・・・・・??以前ブログき記載したがサングラスを通してみた
フライのカラーを想像して欲しい。

何色を足したら考えた色になるか!?
何色を引いたら考えた色になるか!?

総称すると赤の効果のある季節は秋からと言う事になる。
何故、赤が効くのか??
一番の疑問だが釣れるから使用されるし、使用頻度も高いから釣れる。
そして何より私的見解だがサケマス自身が身に着けて着飾る色の一つである。
ベニザケ・シロザケ・銀ザケ・マスノスケ、無論ヤマメも。

これからの解禁はどのような色が効く・・・・・??はまた後日。
しかしながら、春だからと言って赤が効かない訳ではない事を付け加えて置く。
春に産卵を迎えるサケマス族も中には居るし、そうでない場合でも赤は効くはずだ。

以前にも記載したが、染色の赤は自然に存在し造り出された鳥の赤には敵わない。
水中でくすむ事無く赤を写し出す。
こんな鳥の赤を使いフライを巻きたい。


赤は攻撃色???
産卵を控え、成熟したサケマス属のオスは赤色を攻撃する。
自ら赤い色をしているが、赤い色をした自分の仲間を攻撃する。
赤い色をしたイクラを捕食する場合もある。
イクラを捕食し始めるとそれしか反応しない。

他の色に反応しない個体が赤色は猛然と追いかける場合がある。

サケマス属以外にも赤が効果があるレッドヘッドのルアーは典型的。
古くから紅烏賊は北海道、シャギーシュリンプはイングランド・アイルランドの必殺餌だ。
両者とも赤.....。
レッド・コミニュスト(共産主義者)というフライも昔から存在する。





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