フライマンの壁は乗り越えられるか?
美しいラインコントロールで遠くのポイントから
お気に入りのフライで巨大魚を釣り上げる..!!?
と意気込み、創めてみたものの意外と壁は高く
垂直にそそりたっている。
1.初心者の壁(フライキャスティング)
フライフッシングはラインを自由にコントロール出来なければ
風か゛常に吹いている河は芝生の上の練習では想像が
付かない事があまりにも多く、実戦を重ねるしか方法は
ない。 フライを枝に引っ掛けたり岩でフックを折ったり
誰しも初めはこんな悔しい思いを克服して達人になって
行くものである。*練習に勝る理論は無いと言える*
2.初心者の壁(フライタイイング)
フライ雑誌を参考に巻いたフライで、岩魚や山女魚を釣れる
ようになったのがそのまま何年か過ぎもう少しかっこいいフライを
巻きたいが思うように仕上がらない。マテリアルも高価な物を
買ったもののハサミが入れられずそのままである。
1.の壁を乗り越える方法は、いま日本でトップクラスのフライマン達は
プロフェッショナルのキャスティングスクールで教育を受けている
又は、それらの受講経験者がインストラクターとなった講習会で練習を
5年間以上続けている。それが結局最短コースなのである。
自己流で到達している人に出会ったことは無い!
最も良い方法とは?
トーナメントに出場してトップキャスターのフォームを見て参考に自主トレし
生涯の趣味とするのが最高の技術を常に身に付けている事となる。
**1952年発行の名著 JOCK SCOTT師匠のFINE ε FAR OFF Salmon Fishing
Methods in Practiceのなかの 当時のツーハンドでのキャスティングディスタンスの
記載があるので参考にしてほしい....やはり腕利きは飛ばすなぁーであります。
**実戦は又別物で、フライは疑似餌であるゆえ魚に食付いてもらうには
様々なテクニックがある。それについても Jock Scott先生のフライの流し方流石!!
2.の壁は、まず実物の美しいフライを手にとって見る事が、自分の技術が
どのレベルに有るのか判り、次のステップへの目標が決まり、そのパターンが
自分が納得出来るまで巻き続けるのが良い方法だと思う、タイイングスクールで
講師のスレッドの掛け方やマテリアルの下処理法・指先の位置や持ち方を
教わるのが後にサーモンタイイングまで巻きたい場合には最良である!
自己流では限界がある。
高価なマテリアルにハサミを入れられないのは、極上のフライを巻く意思がないか
巻き上げる自信が無いからである。それ以外はコレクターでタイヤーでは無い
**テクニックの訓練中にオリジナルフライを巻きたくなる気分に駆られることが
ある。自己満足で良いと思ってもその時だけの事が多く後で使われないフライと
なるだけで、簡単なサーモンフライを10本位巻いてから創めたほうが良い**
結論
厳しい条件下でも軽々と美しいフライをプレゼンテーション出来るように練習をして
気難しい巨大魚に敬意を込めてタイイングしたフライを周到に準備して五感を
研ぎ澄ませて真っ向勝負が真のフライフィッシャーズライフである。
ちょっと厳しいが、正論である。
読んだ方のフライフィッシングへの考え方、向き合い方で.....、感じてくれればそれでいいと思う。
[10回]
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