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米寿の祝い続編 白昼夢

米寿の祝い続編 白昼夢



渇水、高水温、強い日差し、緩い流れ。




釣れる要素は少ないが、ビジターサンデーアングラーはどうしようもない、


また明日、良い時間に打てば良い、後日,雨を待ち活性が高い日を待てば良い。


ローカルアングラーと違い、タイミングを選べない。


 


魚釣りに法則があるとすれば、シブい時には小さく、細く、長く静かに、


遠くから・・・・気配を出来る限り無くす事。(限りなく違和感を減らす事。)


しかしながら生物特有の例外もある。


どう見ても場違いな巨大なフライに対しわき目も振らず飛びつく事も無くは無い。


 


かの、重鎮J・M・ケルソン氏もこんな状況でサーモンを手にすべく


思考錯誤を重ねてグラブフライを考案したのではないだろうか??


 


そんな時でもチャンスは極僅かだが、無いとは言えない。


小さく美しく巻いたフライを細心の注意を払い魚に贈る。


 


流すと言うより贈るの方が正しいと思うのは自分だけ?


 


さあ、お好みに合うかどうか判り兼ねますが、宜しければお召上がり下さい。


 


そんな感じでライン・リーダー・ハリスを隠し,(無くす訳にはいけないので、


出来るだけ繋がっている違和感を無くす。)


人の気配はなおさら無くす。


フライから美味しく捕えたく魚に見せる為に、捕って頂く為に、


細心の注意を払いフライを贈る。



 


報われることは非常に少ない、多くの場合キャストすら叶わない。


キャストはおろか、アプローチで魚は遁走している。


アプローチは成功するが、ラインが着水した衝撃で、遁走!!


フォルスキャストで遁走!


ライン着水インパクトで遁走!!


ライン着水は成功するが、リーダーが浮いている影を嫌い遁走!!


フライを魅せるまでもなく終わってしまう・・・・・・。


あげたらキリがない。


 


100回のチャンスあれど何度成功するか、運良くても一度か二度か


全てアングラーの経験・練度・知識・技術に左右される、


非常に低い確率だがチャンスはある。


 


美しい魚体を白昼の元に曝す。


駄目だと思っていても挑戦しなければ手にすることは無い。


 


ほんの僅かだが、幸運に恵まれるときもある。


失敗の方が100倍多い。殆ど失敗に終わっている、


米寿の祝い白昼夢の出来事。


 


ワンランク細いハリスでも安心出来る竹竿、


大口開けて首を振られても、ぐるぐるグネグネやられても・・・・、


外れるドキドキ感が無く安心していなせる竹竿は素敵だ。


 


以前にも同じ様な場面で至福の時を経験している。


本当に報われる事は少ないが小さなフライをそっと流して・・・・。


2尺1寸のヤマメに恵まれた嬉しいひと時もある。


全て報われないとは限らない。


 


フライを流さないと始まらない。


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