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ケルソン グラブ

サーモンフライを、巻く  その6
ケルソン グラブ
George Mortimer Kelsonは素晴らしいサーモンフライとタックル、フライキャスティング技法の解説まで書籍にまとめ上げ、200年後の今でも習得するにはかなりの技量と努力がないと到達不可能なハイレベルのテクニックを構築した天才であり、父親ゆずりの釣り好きで実戦においても大変良い釣果を上げたフライフィッシャーマンである。
書籍 "The Salmon Fly & The Land and Water Salmon Flies" の中で彼が推奨するGrubシリーズ12パターンにフライフィッシャーマンとしての凄まじい情熱が顕著に現れている。 シンプルで独特のフォルムを持ちアピール度もかなり高いと感じられる。
その中からケルソンが好んで使ったパロット類の艶やかな色彩を見事に生かし、染色技術も活用したカラフルなマテリアルを使ったパターン2点を紹介しますので参考にして下さい。







後書
狙った魚は、自作のフライで釣らなければ、納得のいかない人は、究極のサーモンフライを巻いてみたいと思うのが自然だと思う。
アイルランドやスコットランドのそれぞれの地方の釣り人が使っていたフライはローカルフライと呼ばれている。
これも立派なサーモンフライである。
発祥の地の実釣毛鉤はヘァーウィングフライが多いのが現状である。
鮭釣りに使うフライはなんでもサーモンフライである。
世界中の美しい鳥の羽を集めて芸術にまで高めた George M Kelsonの豪華な名著、Salmon Fly How To Dress It And How To Use Itが出版されたのは、1895年である。それ以外に、16世紀からアートの言葉をサーモンフライに使われ、当時の釣具店を基点に芸術性まで高め、美しく良く釣れるフライに名前をつけて楽しんでいたと思われます。年代によって同じパターンでもタイヤーによって微妙に違いがあり、原書で確認して見ると面白い。
そうしたフライをなるべく公開していこうと思っている。
多くの方がなかなかタイイングバイスにサーモンフックをセットできないのは、サーモンフライをクラシック・アート・フライと実践で使うサーモンフライと区別がつかなく、派手で大きなフックに巻いたものを想像するからではないのか・・・・・?
たしかに、釣りに行かず、サーモンフライを巻くだけの人もいるし、サーモンフライを使って釣りを楽しんでいる人もいる。
釣りに使うとなると、鈎の大きさや色・動きなどを考えなければ、魚をゲットできない。まずは、Kelsonの本を読めばわかるが、鈎の大きさを指定するパターンは少なく、指定があるフライはスレッカラシのサーモンを釣り上げる為のものである。
サイズを小さくしたり、フックをダブルフックにしたりしている。
120年も前から偉大な先人達がヒントをくれている。
巻き方や各部の長さも指定されたものは、ごくわずかである。
あとは、タイヤー皆さんが、感性のままに巻けばいいのである。自由なのだ。
人のフライをあれこれ言う人は、本当に釣れるフライをあまり巻いていない人だと思う。
魚を釣るのであるから、季節ごとにパターンをサイズ・色・ボリュームを変えなければならないのではないか・・・・。
魚が釣れたフライが最高であって、美しければ、いいと思う。
格好いいフライで、いい魚、トライしてほしい。
タイイングは自由である。

                                                                       本物屋

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