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The Traditional Fly Fishing NEXT 4


フラットウィングフライ 2
画像(上)のようなチューブフライも、この釣りを確かめるためによく使った。
水温が10℃〜12℃ぐらいまでの条件の中、いい仕事をしてくれたフライたちである。
チューブの長さは1cm、水になじみのいいインターミディエイトチューブはたよりになる相棒になった。
テンションがゆるくなるとうしろがやや下がり,それ以上のテンションになると巻き上げた姿になる。
ロッドアクションやラインを引き、また緩め、フライが効果的に泳ぐことを、いつもイメージしながら、フライを流す,または横切らせる,ある時は止める。
大きくシルエットが変わるようなテンションのドリフトでは問題はあるが,やや、マテリアルが膨らむようなシルエットの変化は喰い渋っていた彼女たちを時には狂わせた。
リアクションでも狙ってみたが,それは、最後の最後の作戦だ。
このフライは、流れの強い瀬や流れが止まってるような淵ではあまり使わなかったことも付け加えておきたい。
私のこのフライを使う時の目安は、立ちこんでいて辛くないぐらいの流れであった。

後期のチェリーサーモンの釣りはむずかしい。私だけかもしれないが・・・・。
考えることが多すぎる。気温、風などをふくむ天候や水量や水温、明るさや水の色、そして、時合い。
忘れてはいけないことは、そのポイントに、彼女たちがいるかいないかである。
いつまでも、気に入ったポイントにいるタイプもいれば、昨日いたのに今日はいないと言った具合に、彼女たちが抜けてしまったポイントを攻めても何もおきない、おきるはずがない。
まずは魚のいるところ、肝に命じて、がんばりたい・・・・。

画像(下)は困った時の神頼み、マーチブラウンのフラットウィングタイプも写っている。
2010年のフライボックスから、抜き出したフライたちである。こんな感じのフライをよく使った。
ダブルフックもよく使った。#10〜#14、これからお盆の頃にかけて、一番使うのは、パートリッジのブラウンバックをフラットに結んだマーチブラウンである。しかし,パートリッジをフラットに結んだフライをマーチブラウンと呼べるのだろうか?
キラーフライ、私の中ではマーチブラウンである。
あのケルソンも、マーチブラウンはスモールサイズのダブルフックに巻けと言っていた。
ウィングをフラットに結べとは言ってなかったと思うが・・・・。


2010に活躍してくれた頼りになる相棒たち(#6〜#14)


ちょっと一言
チェリーサーモンへの準備…銀化(ギンケ)
孵化後一年目の晩秋を迎える頃、ヤマメは越冬の準備を始める。
銀化ヤマメとなった個体は縄張りをもたず、同じような個体同志で、群れて活発に餌をとり、降海の準備を始める。
スモルトと呼ばれる銀化ヤマメの集団は徐々に川を下る。
特徴的なのは単独のヤマメは底石についたり,障害物などの物陰を好むが,このスモルトと呼ばれる銀化ヤマメは表層近くを泳ぐ。
このスモルト群れが海に下るのは冬の終わりから早春の頃だが、環境によっては生物特有の例外もある。スモルトはほとんどがメスであり、オスの個体はすくない。
同じような現象が淡水でも起きるから不思議だ。
海水は全くない上流域のダム湖でもチェリーサーモンになるのが不思議である。
チェリーサーモンは60cmで二尺ヤマメ、河川残留のヤマメは8寸ヤマメ、両者の年齢は同じである。
海が豊かで河川の生活は過酷ではないのか・・・・・。
栄養の少ない河川での生活に早めに見切りを付けて・・・・・。
大きい個体ほど卵も大きく、産卵数も多い。河川環境が厳しく、例えば,残雪が多く水温が低く、餌がすくない・・・・。
河川の水温が冬はかなり下がり、越冬には適さない・・・・・。
いろいろな要因はあるが、成長できる環境を求め、海に下る。
厳しい環境の中でも、彼女たちは子孫を残すべくたくましく生きるのである。
海に出られて(大きなダムや堰堤がないか少ない河川)
漁協もないけれどヤマメが生息している川・・・・・。
貴重と言われるチェリーサーモンだが、河川環境似よっては以外と身近に・・・・。
ひっそりと人知れず遡上している川もある。



2013/6/30



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