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フライフィッシングプロショップ
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The Traditional Fly Fishing NEXT 1



このページは第2章としてスタートしたいと思う。
前回までの、書き方やページ構成、題材などでは、どうしても、歴史的なものや物語的なものになってしまう。少ない資料では、限界があることも確かだ。
偉大な先人達の考えや感性、技術、与えられている環境などが大きく違う。
時代背景やタックルの進化、マテリアル事情、対象魚の違いなどギャップを私なりに考え埋めていきたいと思う。。
このページは独断と偏見のページでもある。
ひとつのクレームも受け付ける気もない。
釣り道具屋の親父の想い、あこがれ、疑問、考え方などを、少ない資料とわずかな知識、少ない経験の中で、先人たちのことも取り入れて、少しづつアップしていこうと思う。
当店は実釣型の店である。
今は、2013年である。
2013年という時代と日本というフィールドを踏まえて、スタートしたいと思う。

チェリーサーモンフライ その1
チェリーサーモンとはご存じ通りサクラマスである。
フライフィッシングの中で、サクラマス釣りの歴史は浅い。
そして、フライフィッシングの中に、チェリーサーモンフライというジャンルはないのでは・・・・・・・?
あるとしても、少ない歴史と少ない釣りの中のものではないか。
というか、サクラマスの釣るためのフライは、すべてチェリーサーモンフライなのである。

ここでは、今までの少ない経験とわずかな知識、実釣の中で学んだことを伝えたいと思う。
サクラマスは遡上してからわずかの間はマスとして川にいるが、1週間もすれば、ヤマメに変わると考えたほうが、オリジナルフライや釣り方を考える上で理にかなっている。
今年もフレッシュのサクラマスの釣りは終わろうとしている。
どの河川もサクラマスは禁漁になる。
夏のサクラマス、秋のサクラマス。後期のサクラマスと呼ぶことにする。難しいと言われているが、安易にあきらめていただけではないか・・・・・。
今までの経験でいえば、オオヤマメの釣りを磨くことによって、それは釣れる。私は釣っている。
逆を言えば、後期のサクラの釣りを磨くことで、オオヤマメも釣れるはずだ。
ここでいう、オオヤマメの釣りは、食性だけの釣りではないということを付け加えなければならない。
もうひとつ付け加えておかなければならないことは、サクラマスは餌をとるということである。

後期のチェリーサーモンフライ その1

Kelson Grub
実際に釣ったフライである。
私の好きな、パロットを使ったフライから紹介していこうと思う。

ケルソングラブは、サーモンフライを巻くNo6へ
http://fly-honmonoya.com/tying/kelson_grub/kb.html
2000年当時のフライボックスから
関東、那珂川で使用したフライである。
結果は59cm、他9匹である。
上記のパロットフライのほかにもフライは使ったが・・・・・。
マーチブラウンはどの河川でも効く。恐ろしいフライである。
グリズリーキング・プロフッサー・ブラックプリンス・オリジナルウェットなどウェットフライも多く使った。
後期のサクラの釣りは、ウェットフライの釣りであると言っても過言ではない。

次回はいくつかのフライの紹介とフライサイズと釣り方

あとがき

実釣。
このふた文字から遠ざかっていくのが、たまらなくつまらないのは私だけなのか?
Traditional という言葉が重いのか・・・・・・。
古きものを重んじ、先人たちの偉大さを認めないわけではない。
先人たちの功績があるから、今のフライの世界がある。
しかし、今は2013年である。あまりにも時が過ぎているのではないか?
フィールドや対象魚をはじめ、自然環境、いろいろなことが200年前とは違う。
フライを巻くにしても、入手不可能なマテリアルが大きく立ちふさがる。
レアな本物を持っているから、すごいのではない。美しく巻くテクニックがすごいのである。
そして、多くの魚を釣るフライが、最高なのではないか・・・・・。


                       2013 6/4

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