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サーモンフライを巻く その15

サーモンフライを巻く その15


The Bruce
今回はシンプル.イズ.ベストの言葉が当てはまる ケルソンの

釣友 Mr.Colonel Bruce の オリジナル The Bruce.を巻いて


みました。 サーモンフライを巻き始めると最初の関門である


ゴールデンフェザントテールのウィングの止め方にトライです。


前回のマテリアルにフックを合わせる方式で手持ちのマテリアルを


カットする前に良く観察して見ましょう ポイントをあげてみますと


1.左右のファイバーの長さはほぼ同等であるか?


2.左右のファイバーのカットしたい部位はカーブが同じか?


この1.と2.が最も大事である。コンプリートテールからカットの


場合は、ほとんどの場合心配しなくてよいと思います。


3.巻き上がりに一番影響を与えるのが先端部の痛みが無いものを選ぶ


4.フリューの痛んだところはバラケ易いのでなるべく避ける。


5.カットする際はセンターストークを残してお居ておく事。


6.左右のマテリアルを合わせフリューをしっかり食い付かせておく。


7.フックの長さに合わせてスレッドを掛けるところを決定する


8.フックに仮止めする。


9.好みのウィングの長さを決定しスレッドの掛かる部位を爪で押す。


10,左右のウィングがズレないようにしっかりとスレッドを掛ける。


11.最後のマル秘テクニックとしてJ.H.Hale先生の教えに従い


  好みのウィングカーブを画像のように曲げて作る


以上美しいシンプルウィングを仕上げるには、このようなプロセスを


ひとつひとつクリヤーしなければならないのであります。


自分の好みのカープとウィング厚みを決定し何回もチャレンジする事で初めてサーモンタイヤーとなります。


ポイントはペアーのウィングを購入しても左右同じ鳥の物とは限らないので左右のバランスが良いマテリアルを揃える事が非常に大事な作業です。その時間は必ずタイイング時間を短縮してくれる筈です。


しばらくすると苦労した事が嘘のようにほとんどのタイヤーが簡単に止められるマテリアルとなるでしょう。


実戦用に使うとリアルなカッコイイ、キラーフライになるのは間違いありません。チャレンジして下さる事を願っております。






2013/11/9

 

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