洋式毛鉤釣具　本物屋　-　The Traditional Fly Fishing NEXT　14

フライフィッシングプロショップ

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2025年01月31日(金) 15:54 |

The Traditional Fly Fishing NEXT　14

イーグルフライ
マテリアルの都合から大型のフライになるが，私はよく，フォルスハックルを使って、＃６、＃８のイーグルを使ったフライを巻いた。ヘロンも同様である。
ヘロンはバランスを無視した。長く後方に出したフライを使ったため，フォルスハックルはあまり使わなかったが・・・・。
とてもよく似たマラブーと大きく違うのは、マテリアルを多少つけすぎても，泳ぎが悪くならないと言うところがイーグルの特徴だと思う。
マラブーはつけすぎると、水なじみは最悪になるし，水中で水を通すまで時間がかかる。
つけすぎたマラブーフライは百害あって一利無しだ。
マラブーはハックリングするのであれば，ボディがすけて見える程度がいい。
もっとも，泳ぎ重視の柔らかいマテリアルを使うフライはマテリアルのつけ過ぎに要注意である。
有名なフライはエイボンイーグルやグレイイーグル、沢田さんのローズマリーやスティングレイ、まだまだあるがこれらのフライだと思う。
私の好む，ロォーウォーターのチェリサーモンの釣りには、サイズ的に無理がある場合が多い。
＃６や＃８のフックにハックリングで巻き上げようとするのなら、小さな猛禽類やいろいろな鳥の足の部分を使うしかなさそうだ。
望む羽が欲しいのなら、コンプーリートの世界になる。水中でのうごめきを期待するのなら，フォルスハックルより、ハックリングの方がいい。
今のマテリアル事情で，与えられたマテリアルを使い、自分の想うフライを巻くにはフォルスハックルのテクニックを使うしかなさそうだ。

なぜそこまでして，このマテリアルを使ったフライを使うのか？
答えは簡単である。釣れるから・・・。
関東那珂川の試行錯誤のチェリーサーモンの釣りで，最初に微笑んでくれたのは，イーグルを使った＃６のフライである。
一つのランで，川漁師の見ている前で，続けざまに３匹のチェリーサーモンをしとめたフライ，思い入れもかなりあるのは事実だ。
釣り人が求める生命感を見事に答えてくれる，頼りになる相棒になったのは言うまでもない。

色について考える２

鮭釣りと言えば北欧と英国が盛んであり、あまたの河川の色は氷河や雪の溶けた状態以外は大体紅茶色を呈している。。
日本の河川は東北の大河と北海道を除くと大体雪代時は白く濁り平水になるにしたがい本州のチェリーサーモンの生息する河川の多くはシアン（色の三原色の一つ）ブルーの河川が多い様に思われる
河川環境により底石の色により見え方は違えどおおまかに水色はシアンの河川が多いと考えられる。
要約するとサングラスのカラーを通してチェリーサーモンは見ていると考えられる。
ティーウォーターなら茶色だ、シアンで考えればブルーグリーンのサングラスを通した色に映るはずだ。
古いサーモンフライの文献には早期は黄色・緑色、中期になると小さく黒いフライ、渇水となる後期は赤・黒・紫が良いと書かれている。
大きさは水量に比例し、有効なフライの色は季節変動すると書かれている。
詳細は他（本物屋ページサーモンフライを巻く）を参照して欲しい。
チェリーサーモンは溯上初期は反応するカラーは海水魚に近いカラースペクトルを呈し、溯上し河川生活の期間が長くなるにつれ淡水魚（河川生活の鱒）が反応するカラースペクトルを呈すると考えられる。
しかしながら、古いアトランティックサーモンの文献には地元河川で効果的なローカルフライと呼ばれるフライが一番であり、ゼネラルフライは効果はソコソコだが場所を選ばないとも書かれている。
もう一度自分のホームリバーで強いフライカラーを考えてみれば
おのずと自分自身が通うチェリーサーモンリバーのカラーが見えて来るだろう。
プラチナシルバーの魚体と赤と緑に彩られたチェリーサーモンどちらも美しい。