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毛鉤のとらえ方??

毛鉤のとらえ方??

本題に入る前に、一言......。
洋式毛鉤釣りを愛する皆様の心得.......。お願いでもある。
極論を言うと紳士であってほしい。
思いやる気持ち、人に迷惑をかけない、相手のことを考える。
フィールドに出かけ釣りをしているときはもちろんだが、日常生活も含む......。
相手とは、対象魚の魚はもちろん、自然や釣りの仲間も含む.......。
どうか紳士的な考えと行動......。
この楽しい遊びを末永く続けるためにも最低限のこと........。紳士的に......。



フッキング。
Wet fly fishingのなかで一番難しいものかもしれない。
魚が毛鉤をとらえるというか咥える動作は、大きく分けて二つではないかと思う。
静かに咥える、激しく咥える......。
全てに当てはまるとは言わないが、大きな毛鉤・ドラッグ・動・低水温・濁り・増水・暗闇・高活性etcのときは、激しく.....。
逆の場合、小さな毛鉤・ナチュラル・静・高水温・クリアウォーター・ローウォーター・明るい・低活性etcのときは静かに.......。
動くものには激しく、ナチュラルのものには静かに......。
そういうものではないかと思う。動き方やスピードにもよるが......。
物陰に隠れて、狩りをするような場面は、ひっそり潜み、激しく喰うだろうが......。
ヒゲナガのアダルトを追い回しているときも、激しく......。
それは、餌を取るときの話である。
餌を取らないときや低活性のときは、静かにそっとつまむようなくわえ方をするときがある。
居食いとかカラツンとか呼ばれるものがこれに当たると思う。
システムによってもアタリの出方は変わる。細く長いリーダーに小さな毛鉤、そして、静かなドリフト.....。
太く短いリーダーに大きな毛鉤、そしてドラッグ......。
同じアタリが出るはずがない。
他には、魚が動いて毛鉤をとらえる。
動かずに流れてくる毛鉤をとらえる。
魚が動いてくれれば、フッキングも優しいのだが..........。

「あたりすらなかったです......。」
「何も起こりませんでした......。」
よくこんなことを言う人がいる。
本当に魚がいないのなら、アタリがあるはずもない。
何も起こらないと言っている人は、wet flyの釣りをハッチマッチの釣りと混同している人が多い。
選ぶ毛鉤は地味な色、控えめなサイズ.......。
Wet flyの釣りは攻めの釣りである。
攻めとやり過ぎを混同されても困るが、何もしないよりマシではないか.......。

「ヤマメは難しい......。ニジなら釣れるんですけれど........。」
毛鉤の捉え方を考えて欲しい。
勝負レンジの少ないヤマメとニジとでは違う。
とらえるものや魚の生活環境を考えるとこの考えは全てではないが........。
こんなことを言っているほとんどの人は60cmを越すようなモンスターレインボーは釣っていない。
対象魚がどうのこうのではなくて、やることをやれば釣れると思うのだが.........。

魚釣り、特に毛鉤釣りは魚との知恵比べ..........。格好いい言い訳でしかない。
釣っている人は釣っている。
言い訳上手の釣り人になる前に、一つ上を行く努力をするべきではないか........。

大きく話がそれたが........。
アタリ......。
ロングリーダーウェットフライで多くの後期のサクラマスを釣ってきたが、ここ数年フッキングできないアタリに悩んでいた。
しかし、光が見えてきた年である。
まだ確信できていない部分があるので、理論、屁理屈は控えるとする。
ものにできるアタリ、そしてフッキング。
しばらくはその辺りに苦しみ、楽しみたいと思う。



 2015/9/19

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