Classic Salmon Fliesのシリーズも今回で
50パターンとなりました。
原書を基本とするタイイングにも英国の
年代順に徐々に変化してマテリアルの
数も増え釣り針としての戦闘能力よりも
美しさ重視からアートフライになってしまい
釣り針としての機能は低下し釣りには
使われないフライとなってしまっている。
そこで、極東の日本では、シンプルさの
中に美を感じる感性を多くの人が持っており
原点に戻ってシンプルなパターンでしかも
戦闘能力のある水生昆虫のようなシルエットを
基軸にしてみました。

The Highlander

日本国内では、１９１４年T.E.PRYCE TANNATTの
　Green Highlander がよく巻かれているが
　１８８５年発行の　Francis Francisの
　A BOOK on ANGLING に　Riv.Ness や　Riv. Carronで
　素晴らしい成果があがったフライとして紹介されている。
　他に　１８９５年　GEO.M.KELSONの　SALMON FLY:
How to Dress it and How to use it には　Grant.師匠の
　The Green Highlander が紹介されている。
　人それぞれ好みががあるが　流石にフランシス師匠が
　英国全土の各河川の達人達の推薦フライを集めて編集
　したパターン集で再現してみると当時のタイヤー達の
　素晴らしい力量が感じられ思わずW-Hookでも巻いてしまいました。
ダブルジャングのサイドが大物をゲットする妄想を駆り立ててくれます。

[6回]